Apple純正ワイヤレス充電マット「AirPower」、Apple Watchのバンドの種類によっては充電できない可能性も
2018年に発売されることが明らかになっているApple純正のワイヤレス充電マット「AirPower」について、個人的に気になっていることがあったので、購入を予定している人に向けて共有しておこうと思う。特にApple Watchユーザーは注意点があるのでぜひ確認してほしい。
まず、AirPowerについて簡単に説明すると、iPhone 8シリーズとiPhone X、Apple Watch Series 3、AirPods(今後発売される専用ケースが必要)を一度にマットに乗せて充電できるワイヤレス充電器だ。価格は不明で具体的な発売日についても公式発表はまだない。AirPowerは、iPhone 8シリーズやiPhone Xと同様にQi規格に準拠しているが、専用機として特別に開発がすすめられているとのことで発売までに時間がかかっているとみられる。
Apple Watchを充電する際はバンドに注意!?
ここで気になったのは、アップルが9月のスペシャルイベントで披露した際に見せたデモ映像。上の画像にあるように、Apple Watchにはスポーツバンドが装着されているのがわかる。おそらくApple Watchユーザーでもスポーツバンドしか持っていない人は気が付かなかったと思うが、何種類も持っている人はここでピンときたかもしれない。
「スポーツループやミラネーゼループのような、バンドが一対になっているものは充電できるの?」
発表されてからこれがずっと気になっていたので、アップルのサポートに聞いてみた。
自分 Apple Watch series 3において、スポーツループを装着した状態で、AirPowerでワイヤレス充電は可能でしょうか?
Apple AirPowerにおいては、ワイヤレスではありますがそのマットと接触させて充電を行う仕組み上、スポーツループを装着したままでも構いませんが、ループを伸ばしApple Watch背面をマットに触れさせることで充電が可能となります。
自分 それはApple Watchの背面を直接パッド部分に乗せる必要があるということでしょうか?あいだにループをはさむと充電できませんか?
Apple はい、間にループバンドやケースなどがあると、安定して充電ができない/充電が開始されない可能性が高いものとなるため、通常はApple Watch背面とパッド部分を直接触れるように乗せていただくことをご案内させていただいております。
不安が的中。僕はNikeモデルのスポーツループを使っているので、AirPowerで充電するにはループをいっぱいに伸ばして裏返す必要があるということだ。
このように、充電マットとApple Watchとの間にバンド(またはケース)があると、安定して充電できない可能性があるということ。現在、アップルが販売しているバンドでこのようなタイプの製品は、スポーツループのほかミラネーゼループとリンクブレスレットの計3種類だろうか。
まったく充電できないこともなさそうだが、こればかりは実際に試してみるまでわからない。
問題なく安定して充電するには、上のようにバンドを裏返す必要がある。ただし、スポーツループは柔らかい素材なので簡単に裏返すことはできるが、ミラネーゼループとリンクブレスレットではそうはいかないだろう。つまり、この2つのバンドを装着したままではAirPowerでワイヤレス充電ができない可能性が高い。
AirPowerの購入を考えている人は注意してほしい。それではまた!