「10.5インチiPad Pro」は1世代前から買い替えても感動する凄さ
9.7インチiPad Proよりも20%ほどスクリーンが大きくなった「10.5インチiPad Pro」。
先週、サムスン「Galaxy S8」を購入したばかりだが、何事もなかったかのようにApple Storeで新iPadをポチってしまった。そして今、手元には「Apple Pencil」とともにある。
「10.5インチiPad Pro 64GBスペースグレイWi-Fi+Cellular(SIMフリー)」
というわけで、簡単に外観レビューをお届けしたい。
今回どのストレージ容量のモデルを購入するか迷ったが、今まで使っていたiPad Proでは50GBも使っていなかったことと、50GBのiCloudを契約していることから一番小さなストレージ容量のモデルにした。そして、細くなった画面のベゼルを最大限活かすには縁が黒いスペースグレイが最適だ。なぜなら、動画ストリーミング中は画面が暗くなるので、同じ黒の本モデルのほうが視覚的に邪魔をしないから。
本体のほか、Lightning USBケーブル、USB充電アダプターなどが同梱している。
アップル曰く、最新のiPad Proには世界で一番先進的なディスプレーを搭載し、より明るく、反射がより少なったという。壁紙の影響もあると思うが、確かに綺麗な画面だと感じた。
背面は特に大きな変化はない。アンテナラインも9.7インチモデルと同じだ。
9.7インチiPad ProではLightningケーブルを挿す際に少し固さを感じていたが、10.5インチモデルでは挿しやすくなった印象を受けた。
本体上部の中央。2つある穴はデュアルマイクとなっている。
イヤフォンジャックは健在だ。いずれiPhone 7のようになくなるのだろうか。
再び表側を見ていこう。このあと9.7インチiPad Proと並べて比較するが、並べなくてもベゼルの細さに気がつくのではないだろうか。本体サイズはほとんど変わっていないのに、ディスプレーが約20%も大型化しているのはインパクトが大きい。
個人的にはホームボタンを廃止して前面すべてをディスプレーにしてほしかったが、さすがにiPhoneを差し置いて新デザインを先に採用するのには期待が大きすぎたのかもしれない。まずはiPhone 8で前面フルディスプレーを採用してから、次にiPad Proということだろう。iPhone 8が待ち遠しい。
ベゼルが細くなったことで、iPadを持った際に指がディスプレー部分にかかってしまう。あまり画面に大きくかかってしまうと、スクロールがうまくいかないことがあるので注意が必要。
9.7インチiPad Pro(2016)と比較
ここからは9.7インチiPad Proと比較していきたい。
ぱっと見ただけでも10.5インチモデルのほうがやや大きくなっているのがわかる。数字で見ていくと、10.5インチモデルのサイズは250.6×174.1×6.1mm、重さは477g。一方の9.7インチモデルは240×169.5×6.1mm、重さは444gだ。
背面は、サイズ以外ではそれほど大きな違いは感じられない。
だが、カメラをよく見てみるとレンズが少しだけ大きくなっているのに気が付いた。ちなみにカメラはiPhone 7と同じもので、光学式手ぶれ補正とF値1.8の明るいレンズを採用している。
Smart Keyboardを接続するSmart Connector。
改めてベゼルを見比べてみると、こんなに太さが違うことに驚いた。9.7インチモデルはもう野暮ったく感じる。
というわけで、わずか1年でiPad Proを買い替えたわけだが、見た目も性能も大きく変わった10.5インチiPad Pro。仕事で用いるなど、よりパソコン的に使いたいのであれば、秋にリリース予定のiOS 11を待ってから買っても遅くはないだろう。
新モデルを数時間使っただけでも、9.7インチモデルのデザインが古臭く感じるほどベゼルの重要性を感じた。価格が手頃になったという理由でiPadを勧める人もいるが、その場合は決して10.5インチモデルを触ってはいけない。きっと後悔するはずだ。
どれだけ使いこなせるか未知数だが、本領を発揮するiOS 11がリリースされるまではじっくり使っていこうと思う。それではまた!