Apple Watchは次期OS「watchOS 3」でようやく実用的になる?7倍高速化へ
アップルは6月14日のWWDCにて、Apple Watch向けの次期OS「watchOS 3」を発表した。残念ながらApple Watch新モデルの発表はなかったものの、watchOS 3では現在のOSより7倍もの高速化を実現したとのことで、より実用性が増したといえる。お気に入りのアプリをメモリに常駐させることで、切り替えや起動を素早く行なう仕組み。
Apple Watchを使い始めてからすでに1年がすぎたが、どうしてもアプリの起動の遅さにストレスを感じずにはいられず、いつになったらサクサク使えるようになるのか淡い期待を持ちながらずっと待っていた状況だ。
watchOS 3では、高速化される以外にアプリのバックグラウンド更新や、サイドボタンのカスタマイズにも対応する。これにより、サイドボタンに好きなアプリを割り当てていつでも素早く起動できるようになる。いわゆるMacの“Dock”と同じ機能だと思えば間違いないだろう。今まで画面下からスワイプして表示していた各アプリのグランスを次期OSからサイドボタンに変更する。そして画面下からのスワイプ操作ではiPhone同様の「コントロールセンター」に改められる。
このほか新しいウォッチフェイスの追加やメッセージアプリでの返信オプションの追加、手書き機能「Scribble」の追加など、細かい新機能が数多く搭載されるようだが、先ほど紹介した“アプリの高速起動”、“サイドボタンのカスタマイズ”、この2つの新機能だけでもApple Watchを使う(買う)大きな理由になると僕は感じている。7月から配信予定のパブリックベータで実際に試してみようと思う。
ちなみにWatchOS 3の正式リリースは2016年秋を予定。それではまた!